第101回 全国高校ラグビー大会 「全員ラグビー」快進撃、不朽のチームへ
東海大大阪仰星高校 6度目の全国制覇
花園に仰星ラガーたちの快進撃が戻ってきました!1月8日、東大阪市花園ラグビー場での第101回全国高校ラグビー決勝戦は東西の雌雄を決する好カードに。東海大大阪仰星高校が決勝戦進出初の国学院栃木(栃木)を36対5で圧勝し、6度目の全国優勝に輝きました。
薄田周希チームリーダー、御池蓮クラブリーダー、野中健吾ゲームリーダーがそれぞれ精神・生活・技術面の要となり、部員114人全員が一丸で勝負に挑む「全員ラグビー」が結実。相手の猛攻を堅い守りでしのぎ、攻撃ではタックルに倒れず踏ん張り、味方のサポートで着実に得点へとつなげる仰星らしいプレーを展開。終盤には鮮やかなトライを重ねてノーサイド、相手を圧倒しました。
彼らを率いる湯浅大智監督は同校OBで初優勝達成時(06年)の主将。ラグビーを通しての人間的成長を目指し、「協力する心、思いやり、自立心を養い、全員で自己実現を」との信念で部員らを指導。勝利を逃した過去3季を振り返り、監督自身の「勝たなければ」という思いを押しつけず、部員らの主体性を認め、目標へと導くことに。彼らはそれに応え、自分たちで考え抜き、切磋琢磨を重ね、それぞれが持つ力を精一杯発揮できるチームに成長。スローガンに掲げた「不朽の仰星で日本一」を実現しました。
今大会、準決勝以降は定員半数の観客の入場を認め開催。彼らの勇姿に拍手が鳴り止まぬ中、客席に駆け寄り、応援し支え続けてくれたすべての人たちに万感の思いで頭を下げ、感謝を。一心不乱に、勝利へと疾走!素晴らしい成長を遂げた彼らに、心からのエールを送りたい。