星降る丘から健康便り:〜訪問看護を利用する流れ〜できるだけ住み慣れた場所で安心して過ごせるために!
疾病や障がいにより自宅での生活に不安を感じ、訪問看護の利用を検討されている方がおられるかと思います。
訪問看護を利用するには、医師の指示が必要となります。医師(主治医)から訪問看護の必要性を認められ、行う看護内容の指示が出れば、訪問看護の利用手続きが開始されます。
次に、どの保険を利用して、訪問看護を受けるか検討します。訪問看護は医療保険または介護保険での利用となります。既に介護保険の認定を受けられている場合は介護保険での利用となり、ケアマネージャーとの連携が必要です。
介護保険の認定を受けていない方、認定を受けていても厚生労働大臣が定める疾病等に該当する場合(がん末期・筋萎縮性側索硬化症・頸髄損傷など)、一時的に頻回の訪問看護が必要だと主治医が判断した場合などは、医療保険での訪問看護となります。
訪問看護の利用料金は、所得に応じて異なり、医療・介護共に1~3割負担で利用できます。また身体障害者手帳を所持されている方や、難病指定を受けておられる方などは、医療費の助成を受けられる場合もあります。訪問時間は、病状や処置・ケアにかかる時間に応じて異なりますが、だいたい30分~90分程度が目安となります。ご希望により24時間365日、体調の変化や心配事に早急な対応ができるよう体制を整備している訪問看護ステーションもあります。
お困り事があれば、かかりつけ医やお近くの訪問看護ステーション、ケアマネージャーにお気軽にご相談ください。