健康相談:夏の冷え

冬よりも冷房による夏の冷えの方がきついと思います。本来、暑い時は発汗して体温を下げて調節していますが、冷房が利いた部屋にいて発汗する機会が少なく、体調を崩す人が増えています。毛穴が閉じたままで汗を上手にかけず、体温調節の仕組みが乱れるのです。

Q
 食欲が低下し、腹痛、下痢、軟便があり、みぞおちの辺りが重苦しい。寒気がする。眠くて、朝も起きづらい。
A 全身の新陳代謝が低下して腸も冷え切っています。附子理中湯(ぶしりちゅうとう)がおすすめです。

Q
 何となく元気がなくてしんどい。食欲は低下し、測ったら熱はないが微熱感がある。
A 補中益気湯(ほちゅうけっきとう)双参(そうじん)(人参とえぞうこぎ配合)がよく効きます。

大切なことは腸を温めることですね。冷房の利いた部屋で夏こそ鍋料理を食べてお腹の芯から温めて、この夏を乗り切りましょう。

漢方薬 処方箋調剤 カジタ薬局
薬剤師 梶田 幸子
交野市妙見坂3の1の6
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