シリーズ人権を考えよう:「自分らしく生きること」
交野市立私市小学校5年 久保 夏希さん
私は、「こんな夜ふけにバナナかよ」という映画を観ました。この映画は、筋ジストロフィーという病気にかかって、6年生の時によ命せんこくされてしまった鹿野さんという方の実話です。大人になった鹿野さんは、病院がいやになってしまい、病院をぬけだして、ボランティアの方とともに自立生活をおくることにしました。
私はこの映画を観て思ったことがあります。それは、人はみんな支え合って生きているということです。なぜかというと鹿野さんも、お父さん、お母さん、のべ500人のボランティアの方に支えられ、42年間生きることができたからです。しょうがい者も、そうでない人もみんな支え合って生きています。しかし、そんな中どうしても消えないのが、差別やへん見です。自分とちがうことが受け入れられない、という人は多いと思います。私が幼ち園の時、同じクラスにしょうがいのある子がいました。周りの子と少しちがうというだけでかげ口やないしょ話などをしている子がいて、私は「なんでそんな事をするのだろう。」と思いました。だから、少しずつ、少しずつ、しょうがいのある人を受け入れてほしいと強く願っています。
最後に、鹿野さんの人生を見て、思ったことがあります。それは自分らしく生きることの大切さです。鹿野さんは周りの方に支えられて、自分らしくいきいきと、自分の人生を歩んでいました。そのすがたを見て、私も勇気をもって、自分らしく生きようと思いました。つまり、自分らしく生きるためには、周りの人たちの支えと理かいが必要だと強く感じました。