素直な心に「薬物乱用防止教室」未来を壊さないで! 枚方中央ライオンズクラブ主催
薬物乱用を許さない社会を作り、青少年を守りたいと「薬物乱用防止教室」の開催を続ける、枚方中央ライオンズクラブ(野口秀明会長)は2月22日、枚方市立樟葉西小学校6年生73人に教室を開きました。講師の野村生代さんは、「覚
醒剤、コカイン、MDMA、危険ドラッグ、大麻など、遊び半分で使うとたった1回で薬物乱用、犯罪に。死に至ることもある薬物乱用は絶対ダメ!」と、その恐ろしさを伝えました。
SNSが生活のツールとなった昨今、小学生にも様々な情報が届き、薬物依存や犯罪の低年齢化が進んでいます。教室は参加型で、児童から「薬物は恐い」「精神が崩壊する」「危険」「値段が高い」「飲んだら変になる」など、意見がどんどん出ます。芸能人やアスリートが薬物使用で、一生懸命努力してきたことを諦めなければならない報道などが、現実として意識されます。
薬は病気を治すものですが、間違った使い方をすると薬物乱用に。脳は感情・思考・体を動かす司令塔。薬物は、その脳を刺激し、麻痺させ、幻覚・幻聴、禁断症状や将来子どもを産めなくなる生殖器異常などを引き起こし、人生を壊してしまいます。そして止められると思っていても止められなくなり、買うお金が必要になり、犯罪を犯す…。かけがえのない自分と大切な人を傷つけてしまいます。
これからストレスや失敗、つらいことも起こります。そんな時、薬物の誘いが入ってくるかもしれない。けれど、「あかんものはあかんと言える人になってほしい。つらい時は、何よりも人と心を通わせ、相談して助けてもらおう。夢を実現するために、自分を大切にしてほしい」と、心を込めて話しました。
今春、彼らは中学生。夢をカタチにしていくスタートラインにいます。体と心、人とのつながりを大切にして、未来を開くことを願います。