つながれ、若者の力「コミュニティスペース いいね!」NPO団体KEYが枚方に
大学生らが中心となり、ボランティア活動を行う「NPO団体KEY」を、古味(こみ)元希さん(代表・枚方市在住)が、昨年5月に立ち上げました。地域の小学校で土曜日の課外活動に参加したり、保育園でのスポーツ教室などを計画していますが、残念ながら今はコロナの影響で活動の機会が減る状況に。
そんな折ながらも、彼らの活動拠点に、また人が集まる場所にと、枚方市尊延寺に「コミュニティスペース いいね!」を開設しました。感染が終息しない中で、賛否両論ありましたが、「いいね!」店長の岡田星太さんは「コロナを、僕たちが動かない理由にしてはいけない」と、勇気を持って動き、7月4日にオープンしました。
KEY代表の古味さんは、高校生の時、東北の被災地にボランティアに行き、さらに震災の語り部を関西に招き講演会を開催。そのような彼の行動のきっかけは、教科書の枠を越え、楽しい体験をさせてくれた先生など、個性あふれる人との出会いでした。自分が受けた感動や喜びを、子どもたちに返していきたい、恩返しの思いで活動しています。
「人と人が交流し、成長できる場所に」と、彼らが手作りで古い家を改造し、温かく落ち着ける場所に。平日は学生が勉強などで利用できるように有料で開放し、週末にはイベントなどを行います。逆境に負けるな!若者らの力が、枚方から広がります。