こどもの心理を知ろう:心を楽にするマインドフルネス法
マインドフルネス法とは「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」。簡単に説明すると「“今ここ”に、ただ集中している状態」です。
コロナの恐怖・受験への不安・他者からの評価・自己否定・過去の出来事・未来への絶望など、なかなか心が休まりません。常に考えすぎて、混乱し物事の真実が見えなくなり、否定的な思考、ストレスがたまります。
では、どうしたらストレスも雑念もない状態になれるのか?冒頭でお伝えしたマインドフルネス瞑想を紹介します。その効果は、ストレスの解消、副交感神経が高まり、リラックスできる。また免疫力を高めるホルモンの分泌量が増える。記憶力、決断力の飛躍的向上などが証明されています。
マインドフルネス瞑想は隙間時間で簡単にできます。できるだけリラックスした姿勢で、目を閉じ自分の呼吸にだけ注意を向け、それ以外に注意がそれないように、ゆっくりと呼吸を繰り返し、鼻から入ったり出たりする空気の流れに注意を向けます。意識が呼吸だけに向くと、雑念から解放されます。ぜひお試しください。
こころの教育Q&A こどもの心理を知ろう
関西カウンセラーズ研究会
心理分析室 深田昭一(上級教育カウンセラー)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。