健康相談:起立性調整障害
最近、小学高学年から中学生で、朝が起きづらく、しんどくて学校へ行きにくい人が増えています。
Q 中学1年生女子。検査の結果、異常はありませんが、倦怠感があり低血圧です。寒がりで冷えるとめまいやふらつきがあり、朝起きづらく登校はぎりぎりになります。少食でもあります。
A このタイプの人は、全身が冷えて常に元気がなく、顔色も良くないのです。補血と滋潤作用のある当帰(とうき)と、体の中を温めて、悪血を散じる芍薬(しゃくやく)、水の巡りを白朮(びゃくじゅつ)、沢泻(たくしゃ)、茯苓(ぶくりょう)で良くし、体を温める当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)がいいでしょう。そのほか、双参(そうじん)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)など、よく効く漢方薬もあります。
毎朝起きづらいと思いますが、お腹をあったかい手で軽くマッサージをしながら思いきって起きてみてください。
漢方薬 漢方薬処方箋調剤 カジタ薬局
薬剤師 梶田 幸子
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