シリーズ人権を考えよう:『めざせ!動物のお医者さん』を読んで
交野市立妙見坂小学校4年 緒方 窓助(そうすけ)さん
「昔、じゅう医になりたかったんだよ。」
と、父さんが言った。父さんは、今でもぼくをつれて、川魚や昆虫、は虫るい等、生き物をつかまえてきては、あいを持って育てている。そんなすがたを見てじゅう医さんはどんな仕事かしりたくなった。
この本では、主人公のしょうたが、かいねこのノンピの病気を治してくれた若宮先生にあこがれてじゅう医になりたいと思うお話だ。
しかし、ある日若宮先生は、「じゅう医をやめるかも。」と病院にれんらくをした。その理由は、自分がかっていたゴンという犬さえ助けられなかったのに、じゅう医をやるしかくがないと思ったからだ。でもしょうたの「きっとゴンは幸せだったと思います。」という言葉に、かい主にどれだけあいされたかが大切だということに気づかされて、また元気に働きだしたのだ。
ぼくも生き物の世話がうまくできずに、死なせてしまったこともある。それに、本の中でおばあちゃん先生が、若宮先生に話した「動物はじゅう医の事なんて、これっぽっちもわかってくれない。」という言葉に、ぼくはじゅう医さんになれるのかなと不安になった。
でも、この本を読んでじゅう医さんはペットを治すことはもちろんだけど、ペットの家族であるかい主さんの気持ちを考えることも大切だと知って、がんばれそうな気がした。
ぼくは、若宮先生以上に生き物をかわいがって、かい主さんに信らいされ、さらに、きたいにこたえられるスーパーじゅう医さんを目指して、これからも父さんと、家にいるペット達の世話をしようと思う。
※この作文は小学3年時に書いたものです。