健康は自分で守る―予防医学のすすめ― 平成23年3月1日号 <副院長/古川 恵三先生>

 厚生労働省の統計資料によると、現在、日本人の死亡原因の上位は、がん、心疾患、脳血管疾患の順となっています。さらに、突然死の中で最も多いのは、急性心臓死です。
 病気を治す「治療医学」が大変進歩していますが、正しい知識を持ち、日頃の生活習慣を改めれば、未然に防ぐことができる病気もあります。そのため、病気にならないように日頃から予防する、また病気を早期に発見して治療し、再発を防止する「予防医学」が重要となっています。
 皆さんの食生活・運動・生活習慣で、病気の原因になる不適切なものはありませんか?
 近年、アルコールの消費量が伸びるのと平行してアルコール性の肝障害が増え続けています。また、タバコを吸っている人は、吸わない人に比べて、およそ1.5倍の確率でがんにかかりやすいと言われています。適切な食事、運動は、糖尿病や脂質異常症などの病気を防いだり、症状を改善したりすることができます。インフルエンザや子宮頚がんなどの予防接種も病気の予防に有効です。
 予防医学の主人公は医師ではなく、健康で充実した人生を求める皆さん自身です。そのために、本院でも人間ドック・脳ドック・各種健診・予防接種等を行っていますので、ぜひご活用ください。

Dr.ノート
市立枚方市民病院院
枚方市禁野本町2-14-1 TEL072-847-2821

病院長 森田 眞照先生
医学博士 日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、 日本乳癌学会認定医、
大阪医科大学臨床教育教授

副院長・内科主任部長 坂根 貞樹先生
医学博士 日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本内分泌学会専門医・指導医、日本甲状腺学会専門医、
大阪医科大学臨床教育准教授

副院長・内科主任部長 本合 泰先生
医学博士 日本消化器病学会専門医・指導医、日本肝臓学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、
日本超音波医学会専門医・指導医、大阪医科大学臨床教育教授

副院長・外科主任部長 木下 隆先生
医学博士 日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、
日本内視鏡外科学会技術認定医・評議員、鳥取大学臨床教授

副院長・診療局長 赤塚 正文先生
医学博士 日本麻酔科学会認定麻酔科指導医、麻酔科標榜医、日本ペインクリニック学会認定専門医、
大阪医科大学臨床教育教授、大阪歯科大学非常勤講師

副院長 古川 恵三先生
医学博士 日本内科学会認定内科医・指導医、日本糖尿病学会専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医、大阪医科大学臨床教育教授

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です