生活習慣病は恐ろしい 平成22年11月1日号<副院長・内科主任部長/坂根 貞樹先生>

 生活習慣病とは、もともと病気になりやすい体質に加えて、食事内容や運動、休養、たばこ、お酒といった日頃の習慣が、発病のきっかけになる病気のことで、肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症(コレステロールが高い)や痛風などが含まれます。普段はたいした症状がないので、健診で注意されて初めて気付くことが多いのですが、実は症状がないのが恐ろしい!放っておくと命にかかわる重大な病気を引き起こします。 最近よく話題になる 「メタボ」(メタボリックシンドローム)とは、ただおなかの周りが太いだけではなく、生活習慣病が幾つも重なって潜んでいる状態のことです。内臓に脂肪がたまった肥満(人間ドックのCT検査で正確に診断できます)に、血圧が高い、血液検査で中性脂肪が高いとか善玉コレステロールが少ない、血糖値が高いことなどが加わることで、心臓病や脳卒中になる危険性が5倍~20倍以上にも高まります。40歳以上の男性は2人に1人がメタボあるいは、予備軍と言われ、脂肪の取りすぎや運動不足が関係しているようです。
 メタボ対策には早期診断と生活習慣の改善が何より大切です。当院は糖尿病学会、内分泌学会認定施設として、生活習慣病の予防と治療に向けたチーム医療に積極的に取り組んでいます。

Dr.ノート
市立枚方市民病院院
枚方市禁野本町2-14-1 TEL072-847-2821

病院長 森田 眞照先生
医学博士 日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、 日本乳癌学会認定医、
大阪医科大学臨床教育教授

副院長・内科主任部長 坂根 貞樹先生
医学博士 日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本内分泌学会専門医・指導医、日本甲状腺学会専門医、
大阪医科大学臨床教育准教授

副院長・内科主任部長 本合 泰先生
医学博士 日本消化器病学会専門医・指導医、日本肝臓学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、
日本超音波医学会専門医・指導医、大阪医科大学臨床教育教授

副院長・外科主任部長 木下 隆先生
医学博士 日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、
日本内視鏡外科学会技術認定医・評議員、鳥取大学臨床教授

副院長・診療局長 赤塚 正文先生
医学博士 日本麻酔科学会認定麻酔科指導医、麻酔科標榜医、日本ペインクリニック学会認定専門医、
大阪医科大学臨床教育教授、大阪歯科大学非常勤講師

副院長 古川 恵三先生
医学博士 日本内科学会認定内科医・指導医、日本糖尿病学会専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医、大阪医科大学臨床教育教授

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