医療機関の役割 平成22年10月1日号<病院長/森田 眞照先生>
前回に引き続き、個人の医院を含めた病院のかかり方についてお話します。最近はインターネットが普及していますので情報があふれています。昔に比べると、どの病院がどんな診療をしているのかは随分、分かりやすくなりました。しかしネットの情報がすべて正しいわけではなく、自分で判断しなければなりません。この判断を助けてくださるのが、かかりつけ医です。
まず、近所のお医者さんで、家族の身体のことをよく知っていただける開業医を見付けましょう。 大きな病院にもそれぞれ得意な分野と、そうでない分野があります。かかりつけ医の先生方は、病院と常に情報を交換しており、最新の情報をお持ちです。現在は一つの病院ですべての病気を解決することは、難しくなってきていますので、かかりつけ医に適切なアドバイスを受けられるようにしましょう。
また、救急で受診したい場合でも、救急病院にも役割分担があります。急病の場合は、まず初期急病センターを受診していただき、入院や緊急の処置が必要と判断されれば、後送病院に搬送されます。
更に、救急車を要請しなければならないような重症の場合は高次の救命センターなどに搬送されます。 皆様がこのルールに従って病院を受診されれば、重症の患者さんの救命率も高くなるのです。
Dr.ノート
市立枚方市民病院院
枚方市禁野本町2-14-1 TEL072-847-2821
病院長 森田 眞照先生
医学博士 日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、 日本乳癌学会認定医、
大阪医科大学臨床教育教授
副院長・内科主任部長 坂根 貞樹先生
医学博士 日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本内分泌学会専門医・指導医、日本甲状腺学会専門医、
大阪医科大学臨床教育准教授
副院長・内科主任部長 本合 泰先生
医学博士 日本消化器病学会専門医・指導医、日本肝臓学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、
日本超音波医学会専門医・指導医、大阪医科大学臨床教育教授
副院長・外科主任部長 木下 隆先生
医学博士 日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、
日本内視鏡外科学会技術認定医・評議員、鳥取大学臨床教授
副院長・診療局長 赤塚 正文先生
医学博士 日本麻酔科学会認定麻酔科指導医、麻酔科標榜医、日本ペインクリニック学会認定専門医、
大阪医科大学臨床教育教授、大阪歯科大学非常勤講師
副院長 古川 恵三先生
医学博士 日本内科学会認定内科医・指導医、日本糖尿病学会専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医、大阪医科大学臨床教育教授