こどもの心理を知ろう:生まれ変わり

「人は、死んでしまうとどうなるの?」と、子どもに質問された時、どうお答えになられるでしょうか?幼時期から児童期に死への恐怖(タナトフォビア)を感じ、このような質問が増えるとのこと。私もこの時期に母に同じ質問をしました。
それに対して母は「いい子でいると天国に行き、悪いことをすると地獄に落ちる」また、「いいことをすると生まれ変わりがあって幸せになり、悪いことをすると不幸せなところに生まれる」と説明しました。
それを聞き、私は極力、善行を積むようにしましたが、大人になると各宗派により輪廻転生(生まれ変わり)の有無に対して説が様々です。
ある著名な宗教団体の長は、この質問に対して「私は死んでいないので分かりません。ただ、いいことすると来世は幸せになれると考える方が、現世を何事に対しても優しく、感謝して生きられますよ」と答えたそうです。悪行に対する抑止力にもなります。無神論者の私でも現世の善行が来世につながると信じ、生きています。
もし子どもさんから、同じような質問を受けた場合、一般的ですが、このように答えていただきたいと思います。

こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
関西カウンセラーズ研究会
心理分析室 深田昭一(上級教育カウンセラー)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

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