星降る丘から健康便り:今からできるインフルエンザの予防
インフルエンザ流行のニュースを耳にします。大阪府感染症情報センターの報告では、直近(H31・1/13)の大阪府下ではインフルエンザにかかった人の報告数が急増しており、注意喚起ではなく警報レベルを超えている地域が7か所あるそうです。予防することと、症状があれば、他人へうつさないような行動を取ることが重要です。
インフルエンザウイルスに感染すると、普通の風邪のような、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られますが、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身のだるさ(倦怠感)などの症状が比較的急速に現れるのが特徴です。
インフルエンザウイルスが広がる仕組みとして、かかっている人の咳やくしゃみの飛沫を吸い込む(飛沫感染)、またはウイルスが手に付着した状態で触った直後のドアノブなどに触り、そのまま眼、鼻、口に触れる(接触感染)ことによって感染します。
また、発症前日から発症後3〜7日間、解熱後もウイルスを排出すると言われています。まだ咳やくしゃみなどの症状が続いている場合は、不織布製マスクを着用する、咳エチケットを行うなど、周りの方へうつさないよう配慮することが大切です。
インフルエンザを予防する有効な方法は、(1)外出後に石鹸と流水での手洗いやアルコール製剤での手指衛生、②適度な湿度(50〜60%)の保持、(3)十分な休養とバランスの取れた栄養摂取、()
咳エチケットを行うことが挙げられます。咳エチケットについては前月号をご参照ください。
感染看護 認定看護師
小野 恵実子さん
JCHO星ヶ丘医療センター
枚方市星丘4の8の1
TEL 072-840-2641