シリーズ人権を考えよう:いじめのある世界に生きる君たちへ
交野市立長宝寺小学校 6年 星野 柚月(ゆづき)さん
この本は元々いじめられっ子だった精神科医の言葉で書かれています。いじめを権力欲、孤立化、無力化、透明化に分け説明していて、いじめのことなどを教えてくれる本です。今までの私は 「いじめはやってはいけない。」と思っていました。でもこの本を読んで「いじめは本当にやってはいけない。」と改めて思いました。また、いじめというものはすごく複雑だとも分かりました。
なぜ、「いじめは本当にやってはいけない。」と思ったかというと、今まで軽く思っていた「いじめ」がすごくこわいと思ったからです。なぜいじめが起こるのか。それは、いじめる人が自分のいじめる人を決め、その人をターゲットにして、行動やしぐさなどが自分たちとはちがうと言って、差別しはじめ、その人に近づかないように、みんなに命令し、いじめられている人を一人にさせてしまうからです。私は、自分がいじめる人にならないようにしていこうと思いました。
いじめは暴力ではなく言葉なので、あまり人に気づかれないと思いました。初めは軽かったものがだんだんエスカレートしていき、しかも大人の前ではすごく仲が良い雰囲気にして、いじめられている人は、その一瞬だけ楽しか ったらいいと筆者は言っていて、私はすごく切なくなりました。
私は、今まで軽く考えていたいじめがとてもこわくなったのと、いじめが起こることによって、絶対に誰かが傷つくことも、改めてわかりました。いじめる側でも、いじめられる側でもないとき、勇気を出して、いじめを止めていこうと一番思いました。いじめが早くなくなってほしいと思います。