【星降る丘から健康便り】脳卒中かな?と思ったら「す・ぐ・に」をチェック

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の発症は、運動機能障害や高次脳機能障害が後遺症として残ることがあり、日常生活の変化を余儀なくされます。
発症後に起こる様々な心身の機能低下を予防し、後遺症を抱える患者さんの日常生活動作向上のためのリハビリテーション看護を行いQOL(生活の質)の向上を目指すことが、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の役割と考えます。日々、多職種と連携しチーム一丸となって、より良い支援ができるよう取り組んでいます。
脳卒中は予防も大事ですが、突然発症する病気です。「さっきまで普通にしゃべっていたのに」などの声が聞かれるように、何の心構えもなくやってきます。発症後はできるだけ早く脳卒中専門医に診てもらうことで治療の幅も広がり、症状の進行を抑えることにもつながります。
「もしかして脳卒中かな?」と思った時に、簡単に症状をチェックできるものとして、星ヶ丘医療センターでは、「す・ぐ・に」というチェック方法の啓蒙を行っています。「す」すらすらしゃべる→会話の際に言語障害が出現していないか。「ぐ」ぐっと腕を伸ばす→腕や足を伸ばした際に手足の麻痺が出現していないか。「に」にっこり→笑った際に頬・口の麻痺が出現していないか。これらをチェックし、症状のうち一つでも突然出現した場合は、脳卒中を疑い早めの受診をお勧めします。少しでも脳卒中の症状を知っていただき、もしもの時に活用していただければと思います。
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当院には、様々な分野の専門及び認定看護師が在籍しています。症状や日常生活でのお困り事にはご相談ください。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師:井上 文 さん
JCHO星ヶ丘医療センター
枚方市星丘4の8の1
tel 072-840-2641

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