シリーズ人権を考えよう:「せんそうでぎせいになったぞうたち」
交野市立倉治小 2年 滝本 知憲(たきもととものり)
日本とアメリカがせんそうをしていたころのことです。もしもばくだんが、どうぶつ園におとされたら、おりがこわされて、おそろしいどうぶつたちが町へあばれ出し、たいへんなことになります。だからどくをのませてころすことにしました。
じゃがいもが大すきなぞうにどく入りのじゃがいもをまぜました。でも、どくのじゃがいもは食べてくれません。
つぎに、どくのちゅうしゃをうつことにしましたが、ぞうのかわはぶあつくて、はりがポキポキとおれてしまいます。さいごに、えさをあたえなくしました。ぞうは、げっそりとやせこけて、一か月もたたないうちにしんでしまいました。しんでいったぞうのきもちを考えると、つらくてかわいそうです。
どうぶつ園の人たちは、ぞうのそばにかけより体をゆすぶり、声をあげてなきました。「せんそうをやめろ。やめてくれ。」と、こぶしをふりあげてさけびました。
ぼくも、せんそうさえなければ、ぞうたちはぎせいになることはなかったし、どうぶつ園の人たちも、つらい思いをしなくてすんだのになあと思いました。
天王寺どうぶつ園で、せんそうでぎせいになったどうぶつのてんじ会があると知り、見に行きました。ぎせいになったどうぶつのはくせいを見てかなしくなりました。
もう二どと、このどうぶつたちのようなぎせいがないように、せんそうはしてほしくないです。