お茶摘みとお茶作り
山からのおもてなし一服いかが?
枚方市野外活動センター主催
お茶は自然からの素敵な贈り物。緑あざやかな新茶の季節、5月15日、枚方市野外活動センター(穂谷)で、お茶摘みとお茶作り体験が行われ、30人が参加しました。枚方市駅から車で40分の同野外活動センターは里山が広がる自然の宝庫。その美しい里山の保全活動を週2回、約60人のメンバーで行っているNPO法人森林ボランティア「竹取物語の会」(代表理事・岡春司さん)が山の斜面の竹林を整備し造った茶畑で、お茶摘みをしました。
樹々が強い日差しを遮り、さわやかな風が吹き抜ける中、参加者は班に分かれ、今回一番茶となる先端の新しく柔らかい葉を一枚ずつていねいに摘んでいきます。
午後からは摘んだ茶葉でお茶作りを。茶葉をせいろで蒸し、むしろの上で揉み、さらに加熱した鍋で乾燥させるという工程を5、6回も繰り返すと完成です。野外で熱い茶葉を力を入れて揉む作業の繰り返しで、汗だくになりながら作ったお茶の味わいは格別です。「自分の作ったお茶、一番おいしい!」、最後の試飲は山の滋味にほっと和むひとときに。
かつて人が入り、利用してきた「里山」は自然災害を防ぎ、美しい水や空気を私たちにもたらしてくれます。その恵みを忘れず、自然に触れる機会にと野外活動センターの枚方市自然学校「かわせみ自然塾」ではボランティアの協力のもと、今回の茶摘みのほか、竹和紙漉き体験や天体観測なども行います。
3歳の子どもを連れて家族3人で参加の鶴元進一さん(御殿山)は「子どもと一緒に自然に触れ、恵みをもらい、良い体験になりました」と。普段と違う森林の中での作業は楽しく、リフレッシュにも!
里山の自然をめいっぱい楽しむ自然体験プログラムが今後も予定されています。興味のある方はお問い合わせください。
同活動センター TEL 072-858-0300