新春、伝統行事で心つなぐ
天の川とんどまつり
「とんど焼き」は寒さも本番となる小正月の行事で、正月の松飾りやしめ縄、書き初めなどを持ち寄って燃やし、その火を囲んで一年の無病息災と五穀豊穣を祈ります。1月16日に「天の川とんどまつり」が枚方市天津橋上流河川敷で行われ、和太鼓や歌、踊り、お餅つきや甘酒のふるまい、出店などもあり、多くの人が新年の風物詩を楽しみました。
主催の「天の川七夕星まつりの会」(廣瀬雅雄代表)は”七夕伝説発祥の地、枚方”の発信と、日本の古来の伝統行事を通じて地域の絆を深めたいとの願いで開催を続け、今年で27回目となりました。
おせち料理やお雑煮などのお正月の行事が
徐々に簡略化されつつある昨今、「子どもにお正月行事を体験させることができた」との声も。また、枚方に越して来たばかりの人は、「枚方が七夕のまちと知りました。これからも色々な地域の行事に参加してみた
い」と話していました。
寒さを吹き飛ばすとんどの火の力強さ。人々は冬の一日を楽しみ、春の訪れを願いました。