高齢者医療
今回は高齢患者さんのお話をします。
医療水準が上がって日本人の平均寿命は男性80・2歳、女性86・6歳にまで延びました。その一方で、平均寿命後は10年以内に多くの方が亡くなられるという体の限界を示すデータもあります。
そんな中、高齢者が急な大病で具合が悪くなった場合、たとえ今まで無病息災で来られた方でも厳しい現実があります。命に関わる可能性が高いのは当然として、何とか助かっても闘病の果てに身体・認知機能が低下して元の生活に戻れないことが多く、時には苦痛を強いられることもあります。
生命維持や疾患治療にこだわらず、本人らしい生活を維持することを念頭に置いた診療が求められます。負担の強い検査や治療を選択するよりも、苦痛を取りながら経過を診る方が得策なこともあります。
高齢者とその家族さんは様々な覚悟もしながら、本人らしい生活を維持することを念頭に医療側と治療方針を相談することが必要と考えます。
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「受付時間」のご案内
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救急科部長 竹中 洋幸
京都大学医学部卒
京都大学大学院卒
勤務歴:京都大学医学部付属病院、市立島田市民病院、康生会武田病院
専門分野:循環器内科
枚方公済病院
枚方市藤阪東町1丁目2番1号
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