つらい神経痛 平成20年5月15日号
よく「神経痛」といいますが、神経系が圧迫されている結果、腕が上がらない、歩けない、膝が曲がらないという人が少なくありません。神経はすべてが直線的に伸びているわけではなく、筋肉と骨の間、筋肉と筋肉の間に、まるで小川が流れるようにして曲がりくねって伸びているのです。
人間は体を動かすと筋肉や骨がそれぞれ動きます。神経もその動きに合わせるようにスムーズに、しかもしなやかに動きます。こういう状態では神経はどこも圧迫を受けていないので、痛みはありません。
ところが、骨や筋肉のバランスが崩れると神経が圧迫されて痛みを感じます。ですから、患者さんにどこが痛いのか聞かなくても、その人が座っている姿勢、動作、歩き方などを見ると、どこが悪いのかが、すぐに分かります。
「ここが痛いのですね」とちょっと触っただけで、飛び上がってしまう方もいて、「先生、悪いところがよく分かりますね」と、しばしば言われます。中には本当は右側が悪いのに、「左」と言う患者さんもいます。右を触って痛みを感じ、初めて「ほんまですね」と納得されます。頭で考えることと事実が違う場合があります。
自己判断をせずに早めに、お気軽に来院してください。どんなことでも遠慮なくご相談ください。あなたの健康を祈っています。
吉見カイロプラクティック クリニック
吉見 猪之助院長
気功とカイロプラクティック療法で難病患者の施術も。毎水曜枚方駅前教室などで気功教室開催中。
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