子どもの心理を知ろう:ピラミッド方式

前号で「時間を追う」という方法をご説明しました。その「時間を追う」ことをさらに効果的に行う方法をご説明します。まず、ノートに大きなピラミッドを書きます。そしてそのピラミッドに今日する予定を書き込むのです。
書き込む順番は、一番上の小さな三角形には、簡単にできること。例えば好きで楽にこなせる教科などです。次にできやすいことから順に下の段へと書き込み、最後にピラミットの一番下、土台にあたる部分にはあまりしたくないこと、時間がかかることや、苦手な教科を書き込んでください。そして、目の前のピラミッドを見ながら予定をこなしていきます。
このメリットは最初に楽なことをすることによって、やる気が出てきます。そうすることによってピラミッドラインの二番目も楽な状態で、こなせていきます。前記の通り、やる気が出てきているのでリズミカルにイキイキ、ワクワクしながらスピードも加速していき、最終的には土台部分も時間内に完了します。これを「スモールサクセス」と言い、小さな成功をクリアしていくことによって、やる気に拍車をかけるという方法です。
次号では、これと正反対の逆ピラミッド方式のメリットをご説明しますのでお楽しみに。
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元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
関西カウンセラーズ研究会

心理分析室 深田昭一事務所
TEL 06-6942-0605
大阪青年会議所会員(文化都市推進委員)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

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