【星降る丘から健康便り】不整脈① 動悸
病気新年明けましておめでとうございます。今年も星ヶ丘医療センターをよろしくお願い申し上げます。
さて、今回から不整脈について何回かに分けてお話したいと思います。
不整脈とは何か?字から見ると整っていない脈、すなわち一定の間隔ではない心拍となります。心臓は、遅くなったり速くなったりはしても、ある程度一定の間隔で拍動しています。これに対して不整脈はこの間隔が乱れている心拍ということになります。ところが不整脈の中には、一定の間隔で拍動するものもあるのです。
心臓が規則正しく拍動するのは、右心房の上の方にある洞結節から一定の間隔で微弱な電気刺激が出るからです。この電気刺激が心筋に伝わって、心筋が収縮することで心臓は拍動します。この洞結節からの心拍以外の心臓の拍動を不整脈といいます。
不整脈には、文字通り脈が不整になり欠滞するもの、著しい頻脈(速い脈)になるもの、逆に徐脈(遅い脈)となるものがあります。いずれの場合も自覚症状としては動悸を感じることが多いようです。もし動悸がして不整脈かと思ったら、自分で脈拍を測ってください。1分間の脈拍の回数(心拍数)がいくつか、それが一定の間隔かどうか、を確認することはとても重要なことです。
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循環器内科部長 鷹野 譲先生
日本循環器学会認定専門医・日本心臓病学会特別正会員(FJCC)・日本心血管インターベンション治療学会認定専門医
JCHO星ヶ丘医療センター
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641