わずか5分で治療のマジックを見た!(上) 平成18年6月1日号
今回も、私の著書『あなたもなれる気功の達人』への患者さんの手記からです。
◆「わずか5分で治療の
マジックを見た!(上)」
中村浩務(東大阪市23歳)
その当時、私は20歳。やっと成人式を終えたばかりで、音楽関係の専門学校へ通っていました。将来はプロを目指してコンサートを続けているロックバンドでドラムを叩いていました。
あれは三月八日。学校の卒業式をニ日後に控えた夜のことでした。私はアルバイト先で、友人とふざけて暴れていました。そのとき、右足の脛のあたりに激痛が走り、右足の自由が利かなくなってしまいました。どうにか歩けたので、自宅に帰りました。
翌朝、近所の整骨院にいき、診察してもらったのですが、原因が分かりません。先生は取り敢えず足に電気治療をしてから湿布薬で冷やしてくれました。
三月十日。専門学校の卒業式です。私はどうしても卒業式に出たかったのです。私にも一応彼女がいまして、その彼女に、情けない話ですが、車で送り迎えをしてもらい、卒業式に出席したのでした。式のあと、みんなで飲みに出かけ、無事帰宅したのです。ここまでは、まだよかったのですが、翌日目を覚まして立ち上がろうとしたら、右足に激痛が走り、倒れてしまったのです。膝が曲がり、足首は伸びた状態で爪先しか床につきませんでした。とにかく、外科にいくことに決め、レントゲンを撮ってもらったところ、異常は見つかりませんでした。病院の診断は「肉離れ」で、また、湿布薬を処方してくれただけでした。医者に治癒期間を尋ねたところ、十日くらいで治ると言われたのです。湿布薬で冷やすのが当然とばかりに、私は風呂でも足を湯に浸けず、早く治そうと頑張りました。しかし、三日が過ぎても少しも快方に向かわず、四日目にはろくに歩けなくなってしまい、松葉杖を借りるほどになってしまいました。まったく治る気配がなく、十日目に医者にもう一度、いつ治るのかを聞いてみました。その医者はまた十日くらいと返事をしました。私はだんだん不安になり、本当にこの足は治るのだろうか、このまま歩けなくなってしまうのではないだろうかと心配し始めました。〈つづく〉
吉見カイロプラクティック クリニック
吉見 猪之助院長
気功とカイロプラクティック療法で難病患者の施術も。毎水曜枚方駅前教室などで気功教室開催中。
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