不妊について1 平成17年7月1日号
出生率が低下し、日本の将来が危惧される今日ですが、結婚して何年も何年も子どもが欲しいのにできない人が多いのも事実です。
妊娠するためには性交により射精された精子が、卵巣より排卵され輸卵管で待っている卵子の所にたどり着き、卵子に入らないと妊娠(受精)にならないのです。その前提としてまず精子の数、元気さと卵子が成熟卵であることが必要です。最近は射精した精子数が1億とか2億とかに激減していることも不妊の原因の一つでしょう。また精子自体に元気がなく、卵子の殻を破ることができないもの(卵子までたどり着かない精子がほとんど)、それに排卵が不規則になり成熟卵にならない未成熟卵の人も多いことも原因でしょう。
今から実例を紹介しましょう。ご主人、奥さん共それぞれ検査の結果、ご主人には異常はありませんでしたが、奥さんの卵子が未成熟卵で不妊の原因であることが分かりました。
毎月採卵し、薬を飲んでいましたが改善がなく、姫路から通院していたAさんに外気放射を3か月施したある日、採卵の結果、成熟卵になったので妊娠の可能性が高まりましたと医者に言われ、天にも昇る気持ちで家族中喜んだのはもちろんです。早速医師と次の排卵日を計算して待ちました。そしてついに排卵日になりました。
絶好のチャンスとばかり、ご主人にやれ生卵だ、やれマムシドリンクだ、やれスッポンの生き血だ、やれ山芋だと精力の付きそうな物を無理やり飲み食いさせたそうです。
ところがいざ、お床入りの儀と相成った時、あまりのプレッシャーにご主人が急性インポになってしまい、残念至極、その後ご主人も気功療法を受けに来られ、2か月後、めでたしめでたしと相成りました。
以下次号に。ますます面白くなりますよ。
吉見カイロプラクティック クリニック
吉見 猪之助院長
気功とカイロプラクティック療法で難病患者の施術も。毎水曜枚方駅前教室などで気功教室開催中。
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