ギブ アンド テイク
7月号では「ホメ活かし」について、ご説明をさせていただききました。
さて、そのホメ活かしの後のワークは、「ギブ アンド テイク」ワークです。自分が他者にしてあげられること(ギブ)の発表です。そして、その発表が終わった段階で次は自分が他者にしてほしいこと(テイク)を発表してもらいます。
さて、ここで私が驚いたのは、以前にも同じワークをした際に一人1項目くらいの発表で、時間にすれば1分程度で終わっていたのが、ホメ活かしワークをした後には、一人5分を超えるくらいの発表となったことです。
もちろん、ギブもテイクについてもです。つまり、人はホメられることによって自己肯定感が活発化するのです。故に「謙虚」や「言い控え」はどこかに飛んで行ってしまっているのです。
また、ある人がギブを発表すると、会員の皆さんから「すごい」「教えてほしい」との優しいヤジ(?)が飛びます。またこれを受けて、発表に拍車がかかります。時計を見ると、とっくに講義時間を超えておりました。
つまり、人に、また子どもにホメ活かしをすると自己肯定感、存在感、はたまた自己愛が高まるのです。
どうかご家庭においても、叱る割合よりも、ホメる割合を増やしていただきたくお願い申し上げます。
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元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。
こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
関西カウンセラーズ研究会
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大阪青年会議所会員(文化都市推進委員)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。