【星降る丘から健康便り】虚血性心疾患①
今月から循環器疾患について、担当させていただくことになりました独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)星ヶ丘医療センター循環器内科の鷹野です。
星ヶ丘厚生年金病院は、今月から「JCHO星ヶ丘医療センター」と名称が変わりますが、今まで以上に地域の皆様の疾病治療、健康管理に尽力致しますので、よろしくお願い致します。
さて、星降る丘の循環器内科からの最初の便りとして、虚血性心疾患について何回かに分けてお話したいと思います。
虚血とは何か?文字通り血が虚ろになる、すなわち心臓に十分な血液が供給されなくなることで起こる疾患です。心臓はポンプの働きをして全身に血液を送り出しています。人間の体、臓器は、心臓から送られてくる血液を介して酸素や栄養分を受け取り活動しています。常時動き続けている心臓も、この血液の供給なくしては働くことができません。この心臓に血液を供給する血管を冠動脈といいます。心臓の表面を冠のように覆っているように見えることからこのような名称がつきました。この冠動脈が、動脈硬化などによって細く詰まってしまい、血液が十分に心臓に送られなくなることで起こるのが虚血性心疾患で、別名、冠動脈疾患とも呼ばれます。具体的には、狭心症や心筋梗塞といった病名で呼ばれています。
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循環器内科部長 鷹野 譲先生
日本循環器学会認定専門医・日本心臓病学会特別正会員(FJCC)・日本心血管インターベンション治療学会認定専門医
JCHO星ヶ丘医療センター
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641