「平和学習について」
交野市立岩船小学校 6年 原 萌奈(もえな)
私は、これまでしてきた平和学習の中で、疑問に思ったことが、三つあります。
一つ目は、なぜ、同じ人間どうし、そう簡単に人の命がうばえるのかです。人はもともと、お母さんがおなかを痛めて産んでくれ、かわいがって育ててくれました。そんな思い出がつまった命なのに、そう簡単に原爆などでうばってしまえるのかがよく分かりませんでした。
二つ目は、なぜ、戦争というおろかなものをしてしまったのかです。たしかに、勝てば領地などの利益を得ることができます。しかし、その分、死者などの大きな被害が出ます。もちろん、負ければもっと自分の国に大きな損害が出てしまいます。なのに、原爆が落とされるまで戦い続けようとした過去の日本の考えは、どれだけ考えてもよく分かりません。
三つ目は、なぜ原子爆弾というおそろしいものをこの世に生み出してしまったのかです。ふつうの爆弾でも、たくさんの人がけがをしたり死んでしまうのに、原子爆弾は、もっとたくさんけがや死んでしまう人が出ます。無傷だった人までもが、その後、放射能が原因で亡くなってしまいます。そんなおそろしい原子爆弾を、この世に生み出してしまい、それを使ってしまった人間は、とてもおろかだと思いました。
私は、この三つの疑問の答えをじっくりと考え、平和の大切さについて、深く考えていきたいと思います。