睡眠時無呼吸症候群 平成17年9月15日号
最近、十分寝ているのに、朝起きた時、何か疲れが取れていない、寝不足、頭が重い、痛い、仕事中や運転中に突然睡魔が襲って来て…など、怖い経験をしたことがありませんか?「イビキをかいているよ」「時々息が止まっているみたい」「性格が変わったね」などと家族や友人に言われていませんか?ひょっとしたらあなたは睡眠時無呼吸症候群かも知れません。
睡眠時無呼吸症候群の定義は「一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上起こる、または、睡眠1時間当たりに無呼吸数や低呼吸が5回以上起こる」ものです。無呼吸状態は体内の酸素不足を招き、循環器系や呼吸器系に影響を与え、やがては体にさまざまな障害(高血圧、不整脈、心不全、突然死)が出てくると考えられています。イビキは言わば体の発する危険信号です。厚生労働省では睡眠1時間当たりの低呼吸数が20回以上起こる場合の、5年後の死亡率は16%と報告しています。
記憶にも新しいと思いますが、一昨年2月、山陽新幹線の運転士が居眠りのまま約30㎞も暴走した事件がありましたが、検査をすると重症の睡眠時無呼吸症候群でした。
当耳鼻咽喉科でもこの検査を行っています。検査内容は、入院してもらってアプノモニターという器械を着けて寝るだけの簡単なものです。一度、お気軽にご相談ください。
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