脳卒中について9~脳卒中の看護~ H24.5.1号/小林 重美 看護係長

脳卒中の看護についてお話します。脳卒中(脳内出血・脳梗塞・くも膜下出血)は、寝たきりの原因の第1位と言われています。発症直後の救命と、脳の損傷拡大を防ぐことから始まり、症状が安定すると、リハビリテーションの準備の支援が求められる中、2010年に看護の分野でも、脳卒中を専門とする看護師が誕生しました。同年より、当院でも脳卒中リハビリテーション看護認定看護師が活動しています。
活動内容は、異常の早期発見や合併症予防のための高度な看護ケアを提供できるよう、専門的な知識を持つ看護師の育成に努めています。また、患者さんやご家族のもとを訪問し、不安や相談に対応させていただいています。
発症当初は、治療上では安静が必要とされる反面、過度の安静は寝たきり状態を引き起こす原因ともなります。脳卒中の看護は、寝たきりにさせない看護(日常生活動作の中でのリハビリ)と、リハビリに臨むための心と体の状態を整える看護が必要です。
脳卒中センターでは、発症直後の治療からリハビリテーションの時期、在宅への退院を目指し、専門性の高い医療と看護を提供しています。医療チームが一丸となり、一人ひとりの患者さんの生活の質や充実度が向上し、安心して快適な療養生活が送れるように支援しています。ご心配や相談にも対応させていただきます。いつでもお気軽にご相談ください。

星ヶ丘厚生年金病院
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641

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