季を生け和でもてなす
若草萌える4月16・17日、交野市茶華道協会の創立50周年を記念する、いけばな展が、交野市武道館で開かれました。9流派、34点の生け花展示とお抹茶を楽しみ、会員と市民が交流。心和むひとときを過ごしました。 茶道は、もてなしの文化。作法よりも、人を敬い、喜ばせたいという思いやりの心と、生活の中に和みをもらいましたと会員の佐藤宗伸さんは話します。
黒田実市長も訪れ、「コロナ禍の中、生け花の美しさとお茶の心の豊かさに感じ入ります」と話し、小学6年生の横山智香さんは「お花が好きで見ていると気持ちがいい」と熱心に鑑賞。
春の野辺、初夏の沼沢の景・・。感動する心や大切な思い出の風景を花器に生け込み表現していく。和と洋の花々を織り交ぜた生け花は、新鮮な感情と余韻を響かせます。どの人の作品も、もの言わぬ一木一草が輝きを放っていました。 季の命に心を映し、和と趣きを大切にする日本の心、伝統文化を継承し伝えていきたいと、矢寺奈保甫会長。同展は、見る人に感動を与え、優しい気持ちにしました。