かまどでご飯を炊こう|枚方市立 旧田中家鋳物民俗資料館
江戸時代の建物で昔体験
かまどでご飯を炊こう
枚方市立 旧田中家鋳物民俗資料館
昔はかまどで炊いていたご飯。水加減、火加減などにも、先人たちの知恵と工夫と愛がたくさん詰まっていました。枚方市藤阪の「旧田中家鋳物民俗資料館」では、そんな生活の技や様子を学び、体験してもらおうと、7月21日、「カマドでご飯を炊こう!江戸時代の建物で昔体験」が開かれ、19人の親子連れが参加しました。
子どもたちは、お米を研ぎ、新聞紙にマッチで火を点け、火吹竹を吹いて薪に火を移し、「初めチョロチョロ、中パッパ」、火を見て、釜の中でグツグツいう音を聞き分け、弱火にするタイミングを知り、「赤子泣いてもふた取るな」そのまま蒸らして待ちます。
その間に、江戸時代の建物がそのまま残る旧田中家の居間に上り、ちゃぶ台を囲んで、昔の生活用具や暮らしぶり、家族の有り様などの話を興味深く聞きました。そして、いよいよご飯が炊き上がり「せーの!」で、皆でふたを開けると、ふっくらツヤツヤのご飯が。味噌汁や佃煮などと頂きます。「おこげもおいしい!」と、おかわりが続き、すっかり完食しました。
便利で飽食の時代ですが、手をかけた白ご飯の美味しさを実感。夏休み、色々な経験からの驚きと感動が子どもたちの宝物になりますね。
旧田中家鋳物民俗資料館に行ってみよう!!
国内でただ一つ、江戸時代の姿のままで残る鋳物工場と、主屋(大阪府指定有形文化財)。工場では、日本の優秀な鋳物技術と歴史、主屋では、枚方の昔の暮らしが学べる農具や民具、道具などがいっぱい!民俗文化財を展示しています。
また、弥生時代の復元竪穴住居もあり、中に入ると広々として、涼しくて心地いい!はるか大昔にタイムトリップし、大人も子どもも楽しめます。王仁公園プールのすぐ近く!必見のおすすめスポットです。様々な体験講座も随時開催しています♪
枚方市藤阪天神町5-1 9:30〜17:00(入場は16:30まで)
JR「藤阪」駅徒歩7分
入館無料 休館日/月曜(祝休日は翌日)・年末年始
お問合せ 050-7105-8097