東日本大震災から学ぶ 若者の力、高2生が語り部招き講演会
2月5日(日)
寝屋川市民会館で開催
「すごい若者がいる」と、驚かされる。枚方市在住の高校2年生、古味元希(こみもとき)さんが陸前高田市から被災地語り部の釘子明さんを招き、「東日本大震災の教訓を基に今、私たちにできることを考えてみませんか」と講演会を、2月5日(日)、寝屋川市民会館小ホールで開きます。
中学2年時に、所属していたサッカークラブで震災の講演を聞き、中3の夏休み、「何か役に立ちたい」と、ボランティアバスで被災地・陸前高田市へ。商店街の催しを手伝ったり、畑で草むしりをしながら現地で見た惨状。聞いた語り部の話。津波の恐ろしさや避難所生活の苦しさ、瓦礫と呼ばれるものが私たちの生活そのものだったと言う訴えが胸に刺さり、「当たり前が本当の幸せなんだ」と、ありがたさと命の大切さを痛感したそうです。
そして2学期、みんなにも知ってもらいたいと、通う杉中学校の校長に「学校で語り部講演会を開いて」と直談判し、実現。この時、聴講した仲間がその後、ボランティアに訪れたり、復興ライブを開くなど活動の輪が広がっています。
そんな彼の行動力を培ったのは、小学校の先生やサッカーの監督など、教科書や技術以外に人として、学ぶことをいっぱい教えてくれた大人たち。その時感じた感動や喜びを、今度は自分が子どもたちに与えたいと、教師を目指す。
自分でできることで応援したり、防災に関心が広がることを願い、企画、立案、アルバイトの掛け持ちで資金を調達までする17歳。昨年は枚方市市民会館で講演会を開催し、集まった4万1328円を寄付しました。大震災からもうすぐ6年。この体験から学ぶことは多いはず。寝屋川市での講演会、聴いてみませんか。
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東日本大震災 in 寝屋川 陸前高田語り部講演会
2月5日(日)13時〜15時30分(受付12時30分〜)
寝屋川市民会館小ホール
大人 999円
学生(中学〜大学生) 500円
子ども 無料
申込 kataribe.2017@gmail.com
主催・問合せ/東日本大震災語り部講演会実行委員会