シリーズ人権を考えよう:『夏の葬列』を読んで平和とは

交野市立第一中 2年 吉野 那柚(よしの なゆ)

なぜ、人は人を傷つけてしまうのでしょうか。なぜ、人は追い込まれると我を忘れてしまうのでしょうか。
私たちは今、平和な暮らしを送っていますが、昔は今とは違い、戦争という恐ろしい出来事で命を落とす人が数えきれないほどいました。自分が生き続けたいという一心で助けに来てくれた人を犠牲にしてしまった人もいたことでしょう。
この『夏の葬列』という本に出てくる彼もヒロ子さんの優しさを受け取ることが出来ず、自分自身の命のことばかり考えた結果、ヒロ子さんを銃撃の下に突き飛ばし死なせてしまいました。
このようなことは絶対にあってはいけないことで、人が人を傷つけてしまう戦争は、世界から消え去ってしまえば良いと思います。
人が人を傷つけるということは、お互いの心に深い傷が残ってしまうのに、なぜ人は同じ過ちを繰り返してしまうのでしょうか。
このことは私たちにも言えることでしょう。誰もが皆、些細なトラブルなどは経験したことがあると思います。その時、心に傷を負った人がほとんどなのではないでしょうか。しかし、何度同じ経験をしても、同じ過ちを犯してしまうのも人間です。ですが、一人一人が思いやりを持ち、人種や性別が違っても、相手の人権を尊重していくことが出来たら、人は同じ過ちを犯すことが減り、平和に暮らしていけると私は思っています。
私は、私たちが大人になる頃には、平和で平等な世の中になっていると信じています。
※中学1年生時の作文です。

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