腰痛について1 平成22年4月15日号
何と言っても来院されている患者さんの多くは「腰痛」です。腰痛にも色々あります。俗に言う「ギックリ腰」「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「過前弯による神経根圧迫症」等々です。
「ギックリ腰」は症名ではなく、形態での名です。
腰痛で病院に行くと決まったように言われるのが「坐骨神経痛」です。患者さんに聞くと、「大腿神経痛」と言われた人は皆無です。大腿神経は腰椎1番2番3番から出て大腿部前面を支配していますから太ももの前面が痛くなります。
反面、坐骨神経は腰椎4番5番と仙骨1番から出ている神経で、お尻から大腿部後面の支配ですから腰やお尻、太ももの後ろが痛くなります。
「脊柱管狭窄症」は病的に管が萎縮しているのか、椎体のずれに起因し、管が圧迫され腰痛になる場合がありますので、その判定力が問われます。
腰の反り過ぎ(上向きに寝た時、手が腰の下に簡単に入るなど)によるものでは、過前弯になると椎間関節が狭くなり、椎間孔が圧迫されて腰痛の原因になります。
このように、腰痛と言っても種々様々ですから、当然治療法も同じではありません。腰痛と言えばすぐ後ろから押す人がありますが、前述のように原因は色々ですから要注意です。次回は判定法と治療法を。気功も効果多大です。
吉見カイロプラクティック クリニック
吉見 猪之助院長
気功とカイロプラクティック療法で難病患者の施術も。毎水曜枚方駅前教室などで気功教室開催中。
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