こどもの心理:絶望と希望
今年も残すところ一か月。そろそろ「来年の生き方」を決める時期に入ってきました。
今回は「絶望と希望」についてご説明します。意味↓苦悩↓絶望。意味とは我々に起こる嫌な出来事です。誰でも嫌な事やつらい事が起こると苦悩します。そして絶望を感じます。しかし、その絶望感に埋没して一生を送る。こんな悲劇は最も避けたい人生ですね。
フランクルという精神科医は、ナチスドイツからユダヤ人だということで収容所で過酷な労働を強いられました。その際、フランクルは収容所の中で、どのような人々が早く亡くなり、逆にどのような人々が生きながらえるのかを調査しました。もちろん、
元々病弱な人や老人、子どもの死亡率は高いのですが、彼はあることに気付きました。
このような過酷な強制労働を強いられても
「私は絶対にこの収容所から出て家族と再会するんだ!」「この収容所から出たら仕事を再開するぞ」と強い希望を持った人たちが生き残れるのではないかと。結果はその通り。人は生きている以上、苦悩する出来事は起こります。そこで重要なのは、絶望から希望を見い出す力なのです。
来年一年を通して、ぜひとも強靱な希望力を持ち続け、決して何があっても負けない一年を過ごしてください。
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元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。
こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
関西カウンセラーズ研究会
TEL 06-6942-0605
大阪青年会議所会員(文化都市推進委員)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。