自律神経失調症2 平成17年4月1日号
前回に続き自律神経失調症の対策を述べましょう。当然ながら原因が何か全く分からなくて前回述べたような症状があるものを自律神経失調症と呼ぶ訳ですから、原因がはっきりした病気であれば、まずそれを治すことが一番です。原因不明の場合の治す方法は、
1、運動(体を動かす)して汗を流すこと。運動は無理せずできるものから単純なものでよいから行うようにする。
2、生活のリズムを正しくする。働くのが嫌で昼まで寝て夜眠れないなど、夜更かしをやめ、一般の人が行う一日のパターンにすること。
3、上司などから言われて理屈に合わなくても「ノー」と言えず、ストレスを内部にためることをしない。
4、物事を極力シンプルに考え、深刻に考えないようにする。
5、人間関係。これは非常に難しいが、意思疎通を図り、自分の意見を遠慮なく言う努力をする。人の話も十分に聞くと案外うまくいくものです。
6、物事を悲観的に見る傾向があるため、前向きの考え方、プラス志向に自ら切り替えることです。そうしないと落ち込むばかりでだんだん悪くなります。
7、運動と呼吸は密接な重大な関係にあります。ぴったりの運動が「気功」です。特別過激な運動でもないが、呼吸法が素晴らしく、腹式呼吸が脳の各中枢に働き、内分泌腺(ホルモン)を活発にし、ほかのホルモンと連携し、体の内部から活性化させます。ぜひ試みてください。
最後に病院に行った時、「更年期障害」だとか、「自律神経失調症」だと言って片付ける医者は要注意であることを付け加えます。なぜなら治らないのは「俺のせいではない、仕方ないんだよ」という言葉が裏に含まれているからです。自律神経失調症は自分で治すんだという自覚を健康な時から持ってください。
吉見カイロプラクティック クリニック
吉見 猪之助院長
気功とカイロプラクティック療法で難病患者の施術も。毎水曜枚方駅前教室などで気功教室開催中。
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