不眠・眠れない… 平成20年9月15日号

 眠りたいのに眠れないという非常につらい不眠症。現代社会では4~5人に一人は不眠症で悩んでいるといわれています。でも、発明王エジソンの睡眠時間は一日4時間、有名なナポレオンは3時間、レオナルド・ダ・ビンチに至っては90分しか眠らなかったといわれています。
 それでは不眠症とは何なのでしょう。不眠症の定義としては「実際の睡眠時間の長短に関係なく、起床時に睡眠に対する不満足感が強く、それによって身体的、精神的、社会生活の支障を感じている状態」といわれています。
 不眠には大きく分類して5つの原因があるといわれています。まず、身体的な要因として高血圧や糖尿病を始め様々な病気で起こるといわれています。次に生理学的要因で、環境の変化による不眠、いわゆる枕が変わると眠れないというものです。3つ目は心理的要因といわれ、心配で夜も眠れないというように、ストレスや不安が原因のものです。4つ目は精神医学的要因で、うつ病、神経症、統合失調症などすべての精神疾患で不眠が見られます。5つ目は薬理学的要因です。アルコールやコーヒー以外にも降圧薬やステロイド剤などの薬で不眠を引き起こすこともあります。
 治療としては薬物療法以外にも生活習慣などを改める非薬物療法などがあります。眠れないで困っている方は一度、医師に相談されたらいかがでしょうか。

診特定医療法人 三上会 総合病院 東香里病院
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