健診で高血圧と言われたら 平成20年6月15日号

 健診などで血圧が高いことを指摘されたのに放置していませんか?高血圧は代表的な生活習慣病でありながら、あまり病気という認識を持たれていない方が多いように思います。風邪で受診された患者さんの血圧を測ってみると上が140以上。びっくりして「血圧を下げるお薬を飲んでいますか」と聞くと「もともと(血圧が)高い方なんですよ」と笑いながら返事が返ってくることがよくあります。高血圧は脳卒中や心筋梗塞の危険因子となる怖い病気ですが、あまり症状が出ません。そのために健診で高血圧を指摘されても「今日はたまたま」とか「いつもは低いから」と放置しがちです。健診で異常があれば一度は近くの内科に受診することをお勧めします。仕事が忙しくて行けないと思われている方は、せめて家庭用血圧計で1日に1、2回血圧測定をしてみてください。
 家での血圧が135/85以上であれば食事を中心とした生活習慣改善が必要な高血圧です。改善すべき生活習慣としてはタバコを吸われる方は禁煙、濃い味の好きな方は塩分制限です。
 アルコールは血圧が下がります
が、長期的には血圧を上げてしまうので控えた方が良いです。140/90以上であれば降圧薬が必要な高血圧です。なるべく早く内科を受診しましょう。

診特定医療法人 三上会 総合病院 東香里病院
枚方市東香里1-24-34 TEL072-853-0501
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