「動物がみんな消えた日」
交野市立第二中学校 一年 引間(ひきま) 陽平
この本の動物園は、今ではたくさんの動物でにぎやかだけど、この動物園から全ての動物がいなくなったことがありました。その頃、日本はアメリカなどと戦争をしていました。
空襲で動物がオリから逃げ出すと大変なので「猛獣を処分せよ」という命令がでました。
飼育員達は動物を助けようと他の動物園や家に引きとってもらいましたが、エサ不足で死んでいく動物も多くだんだん少なくなりました。そして、行く所がなかったニホングマとライオンとハイエナの三頭が残りました。
ハイエナ担当の尾川さんは自分の食べ物をあげるなど必死に世話をしますが、自分が栄養失調で死んでしまいます。ハイエナも尾川さんが死んだことを知ると後を追うように死んでしまいました。
ハイエナを最後まで見られなかった尾川さんも悲しいけど尾川さんに死なれたハイエナもかわいそうです。
尾川さんは一頭のハイエナのために命を犠牲にしました。動物や人間が空襲によって殺されたのです。
人間が身勝手に始めた戦争で何の罪もない動物達が殺されるなんてあらためて戦争はいけないと思いました。
しかしまだ、戦争をしている国があります。ぼく達のように戦争を経験していない人がもっと戦争について知らなければと思いました。ぼくは修学旅行で広島にいくので原爆や戦争のことを学習し戦争の恐ろしさやむごさを知らせたいと思いました。
※小学6年生時の作文です。