アレルギー性鼻炎に対するレーザー治療 平成17年2月15日号

花粉症の人たちにはつらい季節の到来です。
 今年は去年の約20倍、過去10年間平均の約2倍のスギ花粉が飛散すると予想されています。
 花粉症は今や国民病とも言われ、5、6人集まれば1人は悩んでおられます。アレルギー性鼻炎に対していろいろなお薬が出ていますが、お薬だけでは症状の軽快が見られない人も多くいます。そこでそういう人たちに対してレーザー治療という方法があります。下鼻甲介粘膜をレーザー照射し変性させることで鼻粘膜でのアレルギー反応を抑えて諸症状のくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどを軽減させることができます。改善率は約8割強で効果は人によって差はありますが、数年間持続します。効果的な照射時期は人により違いますので、その人の花粉症の時期を外すのが良いと思われます。
 さてその方法ですが、麻酔液を鼻粘膜に直接注射するのではなく、麻酔液を浸したガーゼを下鼻甲介粘膜に約20分くらい置き、その後レーザーで照射、所要時間は約5分くらいです。照射時の臭いは多少ありますが、痛みや副作用はほとんどありません。当日、翌日に鼻水が多少出る場合もありますが、たいてい2、3日くらいで治まってきます。10歳前後の子どもでも十分に受けることができます。この治療を週に1回で計3回行います。
 ご希望の方は当院耳鼻咽喉科に相談してください。            

診特定医療法人 三上会 総合病院 東香里病院
枚方市東香里1-24-34 TEL072-853-0501
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