青い夏、枚方四中生が 全国に、世界に、羽ばたく
今、世界で活躍する日本の若きアスリートたちが、素晴らしいプレーと実力、精神力で私たちに清々しい大きな感動を与えています。そんな夢と憧れの世界への扉を開く、中学生の全国大会が、この夏休み、各地で開かれ、枚方市立第四中学校の生徒たちが、見事、出場を決め、全国の強豪たちと、そして、自分との戦いに挑みます!!
8月21日から広島県で開催の「第45回全国中学生テニス選手権大会」に、3年生の丸岡草太君と岸井颯汰君が、個人戦ダブルスで出場。二人は小学生の時からテニスを始め、丸岡君は宝田テニスカレッジ・パッション(交野市)で、岸井君はチームスタッフ(四條畷市)でテニスを習い、試合で強さを知り、幼い頃から良きライバルとして目標としてきた存在。四中でペアを組むことを決めました。正確で強烈なストロークで攻め、相手を崩す丸岡君と、一瞬のチャンスを逃さず、鮮やかなボレーでポイントを決める岸井君。互いへの尊敬と信頼は絶大です。「全国では、たとえ相手が格上でも、決して最後まで諦めずに、一緒に思いっきり、全力を尽くしたい」と話します。
また、8月19日から岡山県で開催の「第45回全日本中学校陸上競技選手権大会」に、3年生、若松怜君が、走り高跳びで185㎝を跳び出場を。若松君は小学生の時に、HKSC(枚方体育協会)で走り高跳びを教わりました。高跳びは難しい技術と緊張の中での強い心を要する競技です。小学生の大会で良い結果が出せず、その悔しさをバネに頑張り続けました。「自分に何が足りていないか、課題を見付けて考えて、技術を身につける。自分のメンタルの弱さを直して、更に高く跳躍できるよう練習を重ねます」と話す、謙虚な姿勢の彼からは、壁を乗り越える内面の強さを実感します。
そして、2年生の坂本舞さんは、アメリカで開催された「第3回デフリンピック」にU21(アンダー21)バスケットボール女子日本代表として出場。7月15日、銀メダルを獲得しました。デフリンピックとは、聴覚障がい者のオリンピックです。出場選手の中で最年少で、最も背の低い坂本さんは、スピードを武器に粘り強いオフェンスで大活躍。四中の部活では、「仲間の声が聞こえにくくても、その分よく聞き、コミュニケーションをとるのが楽しい」と、何事もプラスです。仲間と共に輝く明るい笑顔に感動を覚えます。
常々、四中のすべての生徒を誇りにする大西勝徳校長は、「努力家の彼らの大舞台での活躍がうれしい。貴重な体験を大いに楽しんでほしい」と。
苦しい時も前を向き、夢を実現していく。まっすぐに努力する若者に、応援と拍手を送りたい。